和室の薄暗さを解消するには

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明るい和室に変えるコツ

和室はどうしても薄暗く感じるので、できるだけ明るい印象にしたいと考えている方も多いです。
薄暗いままでは陰気臭い印象を受けるので、お洒落な雰囲気を引きだすためにも和室の薄暗さを解消したいものです。
まずは和室が暗くなってしまう原因を解消し、明るくするコツを抑えておきましょう。

和室=障子のイメージを変える

なぜ和室は暗い印象を受けやすいのかという理由を確認してみると、和室ならではの特性があるからだと考えられます。

例えば和室の窓には引き違い障子が使われている場合が多いため、光が入りにくいという特徴があります。
あえて光を入れたくないという場合には引き違い障子は効率の良い方法ですが、これが和室を暗い印象にしている原因なのです。
室内に光を入れたい時には障子の半分を明けますが、窓の半分と障子を通した分しか室内に光が入りません。
全面がガラス窓の洋室とは光の入り方が違うことがわかると思います。

明るい和室にしたい場合には障子の変わりに窓の面積を全て活用できるようにブラインドやスクリーンなどを活用すると良いでしょう。
障子を取り外してから窓枠をそのまま活用してブラインドなどを付けるだけでOKです。
夏の場合はこの状態でも構いませんが、冬になると断熱性が失われて例年より寒いと感じる場合があるので注意してください。

反射率を考慮する

和室には土壁などが使われていることが多いのですが、これが部屋を暗い印象にする原因になると言われています。
杉の板張りの天井や土壁などの自然素材は太陽光を反射する割合が低く、せっかく太陽光を室内にとりいれても暗い印象にさせているのです。
反射率を良くするためには白い漆喰の壁や天井に仕上げるのがおすすめです。
白は効率良く光を反射することができるので少ない光でも明るく見える効果を発揮します。

窓の高さを考慮する

和室と洋室の窓を比較してみると、和室は窓の位置が低くなっていることがわかります。
日本人は床に座って生活することが多く、海外ではソファなどに座って生活することが多いという違いがあるためです。
床に座って生活することが多い日本家屋では窓が低めになっているため、部屋の奥まで光が届かないのでどうしても室内が暗く見えるという特徴があります。
窓の位置を高くすることで奥まで光を取り入れて明るくできます。

窓の位置を高くしたい場合にはリフォームを検討することになりますが、DIYでは簡単にできないのでプロに依頼することになります。
ある程度費用も必要になるため、納得できるまで打ち合わせをして理想的な和室になるように検討してください。
業者を選ぶ際にはいくつかの業者に見積もりをもらった方が良いでしょう。

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