沖縄の住宅歴史
7月 24, 2014 — 0:00

沖縄は基本的には一年を通して温暖で過ごしやすい気候状態にある土地です。
ですが一点のみ、夏季に訪れる台風が住宅建築におけるネックになっています。
沖縄の在来工法による古民家を見ると、ほとんどが平屋建てで瓦葺きの屋根をしていることに気が付きます。
沖縄の景色としてもしばしば紹介される独特の瓦葺き屋根ですが、特に赤レンガを白い漆喰で固めたものは目にも鮮やかで美しい景色の一部になっています。

細かく見ていくと、現在沖縄島内に見られる一般住宅の中にもいくつか住宅建築の様式があります。
大別すると3種類になると言われており、それぞれ独自の歴史をたどって進化してきたということがうかがえます。

まず最も沖縄らしい住宅といえるのが、現地民たちによって進化させてきた木造古民家住宅です。
現在では新築されることがほとんどなくなりましたが、中には大変歴史が古いことから国指定重要文化財となっている建物もあり、その堅牢さにも驚きを感じてしまいます。
在来工法の基本的な作り方は、まず台風のために軒は低めに作られており、軒先と同じくらいの高さで石垣や生け垣が張り巡らされているということです。
これは温度の高くなる沖縄の夏を涼しく過ごすための工夫であるとともに、台風の時の防風、さらに防火のためにも大きな効果を発揮するとされています。
住宅建築一つ一つというよりも、村集落が1つの建物として機能していると言ってもよいかもしれません。

次に多く見られるのが新しく沖縄に入ってきた人たちによって持ち込まれたコンクリート造の建物です。
新しく作られる建築物のほとんどがそれにあたりますが、コンクリートによる鉄骨造やRC建築によって白塗りの四角い家が数多く見られるようになっています。
ただ一方でそうしたコンクリ住宅が増えることにより沖縄らしい風景が損なわれてしまうという懸念から、古民家を改築して外壁のみをコンクリで補強するといった合わせ技も多く見られるようになってきました。

最後に、これも案外よく目にすることができるのが在日米軍のための外国人居住宅です。
沖縄県内には主要都市をはじめ数多くの米軍基地があるので、そこで暮らす人達のための集合住宅も数多く建築されています。
外部から見ると瀟洒な高級住宅地域という風情で、白塗りの低層住宅という雰囲気があります。
一般住宅と異なり、広い庭先に芝生が植えられているといった高級感のある作りが特徴になっています。