イタリアの住宅の歴史

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イタリアの住宅の歴史を知りたい!

今でも、イタリアの街並みを歩いていると本当にたくさんの古い建物をみることができます。
イタリアは「ミケランジェロ」「レオナルド・ダ・ヴィンチ」「ラファエロ」など、本当にたくさんの芸術家を輩出した都市でもあります。
このため、街並み全体にどこか厳かな雰囲気が感じられ、歴史の重みを空気で感じることができるというメリットがあります。
コロッセオなど、素晴らしい歴史的文化遺産もありますしね。
そんなイタリアの住宅の中でも、特に特徴的なのが「トゥルッリ」という建物になります。
イタリアの「ブールリ」という場所に行ったことがある人なら、この「トゥルッリ」についてみたことがあるはずです。ぜひ、この「トゥルッリ」について調べてみましょう。
「トゥルッリ」は、まっしろな石でできた三角帽子の屋根が特徴の建物。
この「トゥルッリ」ですが、なんと紀元前8世紀から存在していたことが解っており、大変に古い歴史を持つ建物であることが解っています。
しかし、実は「トゥルッリ」は「作っては壊す」を繰り返していた建物であるということも解っているため、今あるこの「トゥルッリ」は16世紀より後につくられた比較的新しいもの。
それより古い「トゥルッリ」は壊されてしまっているために、どんなものだったのかを知ることは難しいですが、それでもこの「トゥルッリ」が残っているということは、「イタリアではこういった建物を使って生活をしていた」ということを示す大きなヒントになるでしょう。

なぜ「トゥルッリ」ができたのか?

ここで疑問になるのが、「なぜイタリアに「トゥルッリ」という建物ができたのか」についてです。
これに関しては、イタリアのブルーリが独自に築いた文化と言うよりも、他の地域からの影響がブルーリに伝わり、そこから広がりをみせたのではないか?との見方がされています。
また、この「トゥルッリ」にもある程度の共通点があることが解っていて、例えば畑の真ん中に作られた「トゥルッリ」は丸くて小さ目のかたちをしていますが、人が住むことができるように作られている「トゥルッリ」に関しては少し形が異なるそうです。
よくみると、「トゥルッリ」の形の違いがよく解りますよ。
もし、あなたが「トゥルッリ」をみる機会があったら、ぜひともこの「トゥルッリ」をじっくりとみて「どんな違いがあるのか」について考えてみてください。
白くて特徴的な形をしている「トゥルッリ」、ぜひ一度直接みてみたいものですよね。

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