日本家屋の保存方法
2月 8, 2013 — 0:00

日本の木造住宅は、海外の住宅に比べて寿命が短めのようです。
海外の家屋の場合、素材に木材が使われることがあっても土台部分などには土や石を使っていることが多く、オール木造という建築技術を伝統的に踏襲しているのは世界広しといえども日本だけではないかと言われます。
さらに日本という土地柄は地震が多く、農耕地が多いことから地盤がゆるい場所が多くなっています。
なので、木造住宅を建造し長く保存していくためには独自の保存技術を駆使していかなくてはいけません。
最近では倒壊に強い日本住宅を作るための研究も急ピッチで進められており、現存している建造物の強度を計測するとともに、新しい建築にはきちんとした倒壊対策を施すようになっています。

今現在の木造住宅を、耐震性を補いつつも新しく作り変えるリフォームも流行しています。
畳敷きの住宅の場合、耐震性の他に問題となるのが段差による高齢者の過ごしにくさです。
昔ながらの純和風住宅ではバリアフリーとは言えないさまざまな段差があちこちにあるので、床全体の高さを統一し、大改造をすることで過ごしやすく現代的な家造りをすることができます。
さらに雪国にとっては長年の積雪に耐えてきた日本家屋は倒壊の危険度が高まります。
台風が夏場に訪れた古い住宅などでは、弱った柱に多くの積雪があることで、家屋の多くが突然倒壊をしてしまうようなケースも多々あります。
築年数が三十年を超えた住宅ではもう危険信号がともっているので、できれば早めにそうした日本家屋は補強やリフォームをすることをおすすめします。

現代の建築技術を用いることで、古い日本家屋の味を生かしつつ長く保存ができる家にすることができます。
歴史的建造物の中には、シロアリ被害や木材の腐食によって保存の危機に貧していることもあります。
そんな倒壊の危機にある大切な木造建築物を保存するためにとられているのが、一度解体をして部分的に補強をしながら作りなおすという方法です。
実際に、日本各地にある有名なお城や武家住宅では、何度かの倒壊や焼失にあったものを同じように復元しているものが多くなっています。
ですが、復元された日本住宅では、確かに当時の面影こそは見ることができますが、リアルな歴史を感じるという感覚が損なわれてしまいます。
貴重な日本住宅の家屋は、できるだけはやめに保存のための改築や補強を行なっていくことがもっとも有効で大切な手段であると言えます。