幾何学的なデザインの住宅

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コンクリートとガラスの家

この家は、コンクリートの幾何学的なデザインが特徴的なモダンなデザインです。
敷地が川沿いにあるので、その環境も上手く利用し、小さいながらもオシャレで開放感ある住宅を実現しています。

家がある敷地の西側に川と学校のグランドがあり、視界を遮るものがなく、スペースが開けているので、それが家を建てる上で利用できました。
住まいの西側の外観は、鉄筋コンクリート造りの2階建てとなっており、西日対策としてフレームのようなコンクリートとガラスにより、幾何学的なデザインを成しており、アートのオブジェのようなデザインにもなり、オシャレでクールな雰囲気を醸し出します。
コンクリートとガラスで出来ているので、知らない人が見ると美術館かと思うかもしれません。

玄関側の外観は、隣家や通りからの視線を遮るために、目隠しの役割を果たす格子を設置しています。
しかし、それが逆に外観のアクセントともなっており、打ちっ放しコンクリートの無機質な印象に、モダンな雰囲気と柔らかさを加えています。
夕暮れには、格子の隙間から生活の明かりがこぼれ、昼間とは違う住まいの様子を演出してくれます。

西側から見た住まいの様子は、昼間は川面の反射がコンクリートのファサードに光と影となり映し出されます。
それが夜になると住まいからの柔らかい明かりが、川の水面を照らし、昼間とは違った美しい様子を見せてくれます。

川沿いにあるという敷地の特徴を大いに生かし、西側の川を意識して家をを建てたことで、外観にも多彩な変化を生む特徴的な家となっています。

シンプルでオシャレな部屋

2階にあるリビングは、西側に面した大きな窓から川や学校のグランドを見渡せます。
この家はプライバシーをしっかりと確保しながらも、開放感ある眺めを室内から楽しむことができ、メリハリがあり豊かな生活が実現しています。

リビングの隣にあるダイニングキッチンは、シンプルでモダンなデザインでスッキリとしていて使いやすい印象を与えます。
コンクリートの壁に馴染むように、主張しすぎない抑え目の色で統一され、落ち着いた雰囲気です。
高めの位置に大きい窓を設けることで、自然光も十分取り込み、近所の視線を気にすることなく、プライバシーを確保し、集中して作業に取り組めます。

ダイニングキッチンからリビング方向を見ると、リビングにある西側の大きな窓は、ダイニングキッチンにいても眺めを楽しむことができます。
このために視覚的にも開放感があり、快適な雰囲気になっています。
トップライトが設けられているので、心地よい自然光も降り注ぎ、室内にいながら空を身近に感じることが出来る空間です。
このようにコンクリート造りとなっていながらも、明るい室内になる設計となっています。

管理人