インテリアとしての日本家屋

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日本家屋の趣はほかにはないもの

散歩などをしていて、美しい日本家屋を目にすると「素敵な家だな」とうっとりしてしまうことがありませんか。
輸入住宅や現代住宅でも素敵な住居はたくさんありますが、日本家屋を見ると「おっ」と思わず目を奪われてしまいます。

昔は日本家屋が当たり前でしたが、今は機能性やコストを重視した住宅が多いので、見かけることが少なくなったということも、目を引く理由かと思われますが、それ以前にやはり建築物としてとても美しいということが挙げられるのではないでしょうか。

建築雑誌などで素敵なお家を特集しているとき、外国人が素晴らしい日本家屋に住んでいる記事をちょくちょく見かけます。

古い日本家屋をリノベーションしたり、できるだけ古い要素を活かして立て直すなどして造られている住居は、日本人以上に日本らしい造りを取り入れているので驚いてしまいますが、こうした日本家屋はインテリア的な要素が強いように思います。

さまざまなインテリアの日本家屋

現代の日本家屋は、やはり当時とは少し趣を変えている住宅も多いです。
純和風の建物の中に、少し西洋のエッセンスを取り入れたインテリアは、センスにあふれて建築雑誌でもよく特集されています。

日本家屋に暖炉をつけていたり、照明に西洋のデザイナーのものを使用するなど、その和洋折衷がとてもセンスに溢れ、住んでいる人はもちろん、訪れた人もとても落ち着く空間を創りだすことができます。
レトロな木の質感に心を癒され、モダンな調度品がそれを引き締める。
インテリアの上級テクニックです。

和洋折衷といえば、全体は日本家屋でも、キッチンなどの水回りは現代的なものを使用しているところがほとんどですね。
やはり機能性などを考えると、土間を造って、というのは現実的ではないようです。

外国人の済む日本家屋になると、キッチンには欧米の大きなオーブンが設置されていたりして、そのアンバランスさがまた素敵だったり。
そのほか、リビングは板の間にして、ソファを置いて洋風にアレンジしている空間もまた雰囲気があります。
日本家屋のインテリアは奥が深いです。

近年リノベーションの技術が進んできていることもあり、こうした古民家を活かした家を建設する方が増えているようです。
住宅のみならず、食器や衣類、ファッション小物なども含めて、古いものを大切に長く使うという風潮は、今後もどんどん主流となっていくのではないでしょうか。

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