東京の変わった形をした賃貸住宅

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三鷹のカラフルな集合住宅

この建物を見て賃貸集合住宅と思う人は少ないかもしれません。
カラフルに色どられた形のユニットが積み重なり構成されています。
設計者は建築家というよりアーティストであり、アートの一環として作ったのかもしれません。
これは、東京の中でも変わった賃貸として有名であり、賃貸住宅ではなく幼稚園と思っている人もいます。

部屋は外観に負けす劣らずカラフルであり、どの部分に目をやっても、6色以上の色を使って内装が作られています。
最初は部屋にはいるとカラフルなので戸惑いますが、しばらくすると慣れてきて違和感が無くなります。
天井の高さにも仕掛けがあり、天井に傾斜がついており、部屋の中でも場所によって天井の高さが違うのです。

ポストモダン建築

麻布十番にある穴のあいた鉄板が、破れた布のように建物の表面を覆うデザインです。
バブル時代の建築は、このような軽やかさを目指した建築が数多くありました。
もともとオフィスビルでしたが、現在はリノベーションして一部を賃貸住宅用の部屋にして貸し出しています。

特徴的なデザインなので外観を見ただけで、場所が分かる方も多いかもしれません。
こちらの建物はB1~F2Fまでがお店、3F~9Fまでがオフィス、10F~11Fがレジデンスです。
麻布十番駅に直結し、徒歩1分の場所にあるこの建物は、お店やオフィスも入っており、最上階などが賃貸エリアです。
外観はとても印象的で特徴的なデザインとなっていますが、残念ながら部屋の内装は普通であり、トイレやキッチン、リビングなどがあります。
地上11階地下4階の建物であり、住居用の部屋数が少ないためか、空き室が出ることが少ないようです。

軍艦マンション

東京都新宿区の都道302号線にある職安通り沿いにこのマンションは建っています。
普通のマンションや雑居ビルが並ぶ中で、ギザギザしたノコギリのような外観のある建物に目がとまり、それがこのマンションです。
明らかに周囲とは違うデザインのこの建物は正式には「GUNKAN東新宿ビル」と呼ばれ、通称「軍艦マンション」と言います。

鉄筋コンクリートの本体に、スチールの外壁ユニットを取り付けてます。
外からはワンルームマンションに見えますが、実際は1層あたり4戸の構成になっています。
部屋には畳敷きの和室もあるなど、見た目の内部と外部のギャップが面白いです。

軍艦マンションは、渡邊洋治がデザインし、彼が船舶兵だったことから、軍艦マンションはこのようなデザインになったという話もあります。
リノベーションする前の薄汚れた外壁は、軍艦らしさをより一層感じさせていたそうです。
軍艦マンションも一時は取り壊し予定でしたが、その強烈な個性に愛着を持つ人々により支持され、リノベーションへと結びつきました。

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