ポーランドの世界一狭い家
5月 21, 2017 — 19:50

世界一の狭小住宅!

日本は土地が狭くて値段が高いので、あまり広い家を建てられないと嘆く声をよく耳にしますが、ポーランドには世界一狭い家が存在しています。
一見すると本当にこんな場所に人が住めるのだろうかと思えるほどの家ですが、考えようによっては集中力を発揮するために効果的とも言える家に仕上がっています。
ポーランドの世界一狭い家の特徴と、なぜこのような家が作られたのかという背景についてご紹介します。

ケレットハウス

ポーランドにある世界で一番狭いとされる家はケレットハウスといいます。
ケレットハウスは幅が広いところで約120センチ、最も狭いところでは約90センチ程度しかありません。
高さは9メートル、奥行きは10メートルありますが、全体の床面積は14平方メートルしか存在していないという驚きの狭小住宅なのです。
この大きさでは大人がようやく動き回れるという程度で、何人も室内で過ごすのは難しいでしょう。

ケレットハウスはポーランドの建築家が設計したもので、現在はイスラエル出身のケレット氏が所有しています。
ケレット氏は作家や映画監督として活動していることから、この狭い住宅がクリエイティブな発想を生み出すために役立っているのだと考えられます。

実はケレットの両脇には既に建物が存在しており、その隙間に作られたという経緯があります。
あえてこのような狭い場所に家を作ったのはなぜ?と驚く方もいますが、実はこの場所にはユダヤ人の収容所が存在していたという歴史があります。
ケレット氏の家族はその時代に暴動に巻き込まれる形で亡くなっているそうなので、悲しい歴史を忘れないメモリアル的な意味も込めて作られたという背景があります。

日常生活も可能な設計

外見だけを見るとこんな場所で生活するなんてあり得ないと感じられますが、きちんと生活できる設備も完備されています。
ケレットハウスは4階建になっていますが、1階と4階部分は収納スペースとして活用できます。
2階と3階が居住空間になっていますが、トイレやキッチン、シャワーなどが全て完備されています。

トイレの上にシャワーが付いているので、日本ではあまり見かけない形ですが、きちんと活用はできるので問題ありません。
キッチンでは調理をしたり洗い物をすることも可能で、自炊をしながら生活することもできるのです。
冷蔵庫も設置されていますが、飲み物を数本保管できる程度なので食材の保管には不向きなのでその都度買い物に出かける必要があります。

ケレットハウスの様子を確認してみると、土地の狭さや高さがネックになってマイホーム購入に至らなかったという方も安心して購入できるような印象を受けませんか?
日本でも工夫次第で狭くても快適な家で生活することは十分可能です。